石橋義正

石橋義正

オー!マイキーの監督を務めている石橋義正は1968年京都市生まれ、京都市立芸術大学入学。在学中に英国王立芸術大学(RCA)映画科交換留学。1994年京都市立芸術大学大学院造形構想修了。映像作家・パフォーマンスグループ「キュピキュピ」主宰。マネキンを使った愛らしくて奇怪なドラマ『オー!マイキー』で知られる。テレビで人気を博し、映画版はベルリン映画祭にも招待を受けている。ほかに作品は「キュピキュピ」によるビデオ・インスタレーションや歌謡ショー、深夜テレビ番組『バミリオン・プレジャー・ナイト』、映画『狂わせたいの』など。どの作品も万人受けとは言い難いが、好きな人にはたまらないエキセントリックな魅力がある。最新作は石橋オリジナル脚本の長編映画、山田孝之主演『ミロクローゼ』。

略歴

1991年
キリンプラザ大阪コンテンポラリー・アワード'91にて優秀賞・映像部門賞
1997年
劇場用映画『狂わせたいの』上映、映画祭招待、受賞多数
1998年
「キュピキュピ」映像作品出展 (京都カフェ・アンデパンダンでの歌謡ショー、「身体の夢」展(京都国立近代美術館、東京都現代美術館)、「Generation Z」展(P.S.1 現代美術センター、ニューヨーク)、「Let's Entertain」展(ウォーカー・アート・センター、ミネソタ/ ポンピドゥー・センター、パリ)
2000年
映像とパフォーマンスによる個展「キュピキュピ・ワンミリオン・スーパー・デラックス」(キリンプラザ大阪)
2000年
TV番組『バミリオン・プレジャー・ナイト』放送(テレビ東京系)
2001年
「キュピキュピ」、「台北ビエンナーレ」に出展(台北市美術館)
2001年
「キュピキュピ」、「PICAF(釜山国際現代美術祭)」に出展(釜山市美術館)
2001年
「バミリオン・プレジャー・ナイト」中の『Fuccon Family』(『オー!マイキー』の原型)を、「New Director's/New Films 映画祭」(ニューヨーク近代美術館)「ロカルノ映画祭」(スイス)など海外映画祭に出品。「シネマ・トゥ・エクラン映画祭」(スイス)で審査員特別賞受賞。2004年「第54回ベルリン国際映画祭」パノラマ部門に出品。
2002年
映画『THTE COLOR OF LIFE』上映、TV番組『オー!マイキー』(テレビ東京系)放送開始、『オー!マイキー2002』(東京都写真美術館)
2003年
『オー!マイキー2003』(東京都写真美術館)、『オー!マイキーpresentsPARCOバレンタインハウス』(渋谷パルコ)など。
2003年
「キュピキュピ」グランド歌謡ショースーパーメガヒッツ ツアー(アートコンプレックス1928、京都/パレ・ド・トーキョー、パリ)
2003年
「キュピキュピ」ライブ・キャバロティカ (テート・モダン、ロンドン)
2003年
「キュピキュピ」グランド歌謡ショーキャバロティカ ロングラン公演(アートコンプレックス1928、京都…証券化の手法により公演資金を事前調達、出資してくれたファンには高い配当が返った)
2004年
「キュピキュピ」ライブ歌謡ショー・フランケンシュタインの花嫁(カフェ・アンデパンダン、京都)
2004年
「キュピキュピ」グランド歌謡ショーキャバロティカ ロングラン公演(スパイラルホール、東京…再び証券化を活用)
2004年
『オーマイキー!リターンズ!』(東京都写真美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、KPOキリンプラザ大阪)
2006年
インスタレーション作品『Circlamotion』を出展(スペイン現代美術館)
2010年
『SickeTel』(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)大型インスタレーション、新旧のビデオ作品を展示、国内初の大規模な展覧会。
2011年
『ミロクローゼ』山田孝之主演 長編映画。
2011年
『伝統芸能バリアブル』京都創生座とのコラボレーションパフォーマンス。ステージで3D映像を使用。(京都芸術劇場春秋座、京都)
2012年
『アトメスッパイ』キュピキュピとしては8年ぶりのライブパフォーマンス。(高知県立美術館、高知)

キュピキュピ

キュピキュピは1996年に結成された映像パフォーマンスグループ。主なメンバーは以下の通り。

  • 石橋義正:ディレクター
  • 分島麻実:パフォーマー、歌手、衣装他
  • 江村耕市:グラフィック・デザイナー、ドローイング・アーティスト

バミリオン・プレジャー・ナイト

『バミリオン・プレジャー・ナイト』 (Vermilion Pleasure Night) は、一部テレビ東京系列局で放送された吉本興業制作のバラエティ番組である。オー!マイキーの元となった「フーコンファミリー」はこの番組の1コーナーだった。

この番組は、コント・アニメ・歌などをテーマにした様々なコーナーによって構成されていた。しかし、どれを取っても万人受けする内容であるとは言い難く、過激で難解なものも多かった。ブラックコメディと言わしめたオー!マイキーですら目じゃない程似不謹慎で真っ黒な笑いを誘う内容が多いので、マイキーの原典だからと気軽に見るには注意が必要である。内容はひたすらブラックだが絵面はやたらにスタイリッシュというブラックユーモア番組。

OPからBGMから、センスにあふれていてとにかく格好良いい。だがそれでも尚、オチはあくまでコメディーだよといった特徴を持つ。

出演者も、元アイドルや舞台女優、パリコレのスーパーモデルといった、コメディー番組とは思えない顔ぶれとなっている。レギュラー陣は主に女優や女性ファッションモデルなどによって構成され、『ASAYAN』からデビューしたユニットSay a Little Prayerの元メンバー・片桐華子も出演していた。

番組終了後の2001年4月より、この番組のコーナーを収録したDVDが順次リリースされた。このDVDにオー!マイキーの元となったフーコン・ファミリーも数話収録されている。

一部がDVD化されたが、番組ラストのゲストのコーナーや、やすしきよしの人形が激しく激突するだけのヘッドレス等、DVD未収録の幻のコンテンツも多い。